ふるさと納税について
泉佐野市と総務省のふるさと納税に係る係争は注目されるところです。
ところで、返礼品の返礼率は下がってきましたが、寄付することにより、納税額が減るので 負担感が少し減り、お肉や果物などの商品ももらえてお得感もありますので、 利用される方も依然多くいらっしゃるように感じます。
(特に高額納税の方は有利ですが、住民税を納税していて 限度額が1万円以上くらいあれば、楽しめてお得だと思います。)
土地・建物の売却があって、その年のみ所得税・住民税が増える方でもふるさと納税は有効です。(売却の年に寄付をしないといけないので、 申告時期に依頼された場合は間に合いません)
注意* 住宅ローン控除、多額の医療費控除、多額の税額控除(人件費増加、機械購入等)が ある人は計算式にあてはまらないので注意して下さい。
例
ふるさと納税をしない場合(イ) | ふるさと納税を6万円した場合(ロ) | 比較額(ロ)-(イ) | |
所得税予測額 | 140,000 円 | 134,200 円 | -5,800 円 |
住民税予測額 | 240,000 円 | 187,800 円 | -52,200 円 |
納税額 | 380,000 円 | 322,000 円 | -58,000 円(2,000円のみ負担) |
申告 380,000 円 納税
(ロ)ふるさと納税する場合
年内 60,000 円ふるさと納税
↓
返礼品が届く(3-5割の返礼率)
申告 322,000 円 納税
合計 382,000 円 2000円のみ多い
分けて払うので負担感が減る。返礼品(3万円くらい)が実質2000円負担でもらえる。
ふるさと納税の返礼率は3割から5割くらいです。
返礼率が高いものがあるのでネットで検索してみて下さい。 「ふるさと納税 返礼率」
ただし、高すぎると対象から外す、と国が忠告のため返礼率を下げている自治体が多いようです。
ふるさと納税の時期
ふるさと納税はその年の税金から控除されるので、年初にするよりも、その年のだいたいの年収が確定してきた11月、12月にするのがいいと思います。
年初にすると、途中から業績が悪化したり、病気で働けなくなったり、ローン控除を組むことになったり、医療費がかなりかかったりして、収入や税金が変わる可能性があります。
(2019年9月記載)
(注)当ホームページに記載しております情報の正確性については万全を期しておりますが、 これらの情報に基づき利用者自らが税務申告や各種手続きをされた場合の税務上その他 一切の法律上の責任は保障することはできません。ご了承ください。